youmyan’s diary

カントリーサイン好きの私 youmyan こと ゆうと が撮影したカントリーサインや旅の紹介をするブログです。

旧伊達郡役所

こんばんは、youmyanです(^_^) 皆さんゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?私は家でお掃除や読書などしてのんびり過ごしております。

今回は私のお気に入りのカントリーサインについて紹介しようと思います。

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(東北自動車道 福島市境 にて 2019年3月撮影)

こちらは東北自動車道桑折町カントリーサインです。以前、二本松遠征でも書きました通り基本的に私は高速道路のカントリーサインは撮影しないのですが、この地点のようにカントリーサインが設置されている高速道路のすぐ脇に農道など道があれば撮影するようにしています。特に東北自動車道福島県以北のカントリーサインは文字部分とイラスト部分のバランスがとても気に入ってるので撮影できる分は撮影したいと思っています。

さて、この桑折町カントリーサイン、何のイラストかと言いますと桑折町にあります「旧伊達郡役所」です。

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(旧伊達郡役所の正面からの写真 2014年8月撮影)

この庁舎は明治時代(明治16年)に本町の大工棟梁によって建てられた歴史ある建築だそうです。

元々は伊達郡役所は保原(現在の伊達市)にあったのですが桑折町の有志の誘致運動によって桑折町に役所を移したそうです。この庁舎が完成するまでは民家などを借りて業務を行っていたとか。桑折町に役所を移してから約半年後に屋上に塔屋をもった当時とは珍しい明治洋式庁舎が完成したそうです。外側の白く塗られた壁と屋根瓦の色のバランスがとても素敵な建物ですね。以前紹介した旧青木家那須別邸(詳しくは栃木を制覇したい!前編を参照ください)にも似ていて当時の和と洋を織り混ぜた日本独自の建築になっているようです。中は板張りのお洒落な部屋でした。(行ったのが6年前なので詳しくはあんまり覚えていない(^_^;)。いずれまた訪れたい。)

伊達郡役所は郡役所が廃止される大正15年までの約43年間郡行政役割を果たしてそれからも伊達郡における事務所などに使われ昭和時代まで使われてきましたが昭和49年に行政としての役目を完全に終え県の重要文化財になり更に昭和52年には国の重要文化財にも指定され桑折町のシンボルになっています。なのでカントリーサインにも旧伊達郡役所が描かれている訳です。高速道路のカントリーサインって市町村の花が描かれがちですがこうした遺構や観光名所を描かれていることによってその町の歴史をすることができて面白いんですよね。イラストタイプが存在する自治体(高速道路も含む)ではこういう楽しみ方もあるんですよね~。

因みに桑折町の語源ですが一説によると大和政権時代、伊達郡が出来た際に現在の桑折町域に郡衙(ぐんが)(郡衙は古代の律令制度の郡の郡司が政務を行ったところ。いわば役所みたいなところ)があったため「こおり(郡)」と呼ばれたのが始りとされています。つまり、明治時代の桑折町への郡役所誘致は歴史的に見ても由緒正しいものだったのではないのでしょうか?

 

是非桑折町に訪れた際は「旧伊達役所」によってみてください(^_^)

では(^_^)/

youmyan