youmyan’s diary

カントリーサイン好きの私 youmyan こと ゆうと が撮影したカントリーサインや旅の紹介をするブログです。

5日間長距離遠征!2020 (島原編①)

こんばんは!youmyanでございます(^_^) 引き続き不定期で長崎県遠征の続きを書いていきます。今回は3日目から。ではいってみよう!

・2020年7月18日

遠征3日目、本日は島原半島の方にある自治体とその遺跡群のカントリーサインを目指すことに。ただ、この日は天気予報が曇りのち雨と自転車を一部使うため少し不安でした。そんな中、旅をスタートさせました私は島原鉄道に乗るべく本諫早駅に徒歩で向かいました。

諫早駅にも島原鉄道は入っているのですが、島原駅方面の始発が本諫早駅だったので少しでも効率よくカントリーサイン撮影を行うために歩いて始発に乗ることに。

さて、諫早駅から本諫早駅へ向かう際に見覚えのある橋が!

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そうです!2日目の遠征で見た諫早市カントリーサインに描かれていためがね橋です!

諫早市のホームページの詳しい解説によればこの橋は約180年前に作られた石橋のようです。その昔諫早では中心部を流れる本明川でよく氾濫が起き川に架けてあった橋が破損してかなり不便な生活を送っていたそうです。飛び石という川に石をいくつもおいてそれを伝って渡ることで何とかしのいでいたようですが、幕府から使者が来ることになった際にこの川を渡る手段が飛び石しかないことを諫早市民は恥と思い、橋を架けることを決めたようです。「永久不壊の石橋」をつくろうとして長崎市にある眼鏡橋をモデルにしてできたのがこのめがね橋です。永久不壊の通り今まで一度も壊れたことがないそうです!すごいです!!

ただ、昭和の中頃に起きた本明川をはじめとする大氾濫の際に橋が丈夫な故に川の瓦礫とかを塞き止めていいわばダム状態になってしまい川の流れを大きく変えてしまったことにより大きな被害を出してしまったようです。

この事がきっかけで橋を取り壊そうという気運が高まったようです。しかし、市長が文化財として保存をすることを提案。これに対して市民は大激怒。被災でただでさえお金が無いのにどうするんだと言うことである。市長はこの市民の意見に負けること無く

「50年後の子孫の代を考えれば市の象徴であるめがね橋の保存が大事。」

と中央の政治家に対して働きかけて日本初となる石橋の重要文化財に指定されこの市長の思いが実を結んだのです。そして、前代未聞石橋の移設復元作業によって今に至るようです。(細かいことはこのサイトのURLを張っておきますので見てみてください。)

www.city.isahaya.nagasaki.jp

この橋の成り立ちや市長のエピソードが素晴らしかったので詳しく紹介しました。自然災害の遺構の保存、取り壊しはどうしても付き物で、災害の嫌な気持ちを思うと見たくない、一方で未来のためにこの事を語り継ぎ守りたいというのはかなりデリケートな問題で難しいものです。そんな中当時の諫早市長は市民の気持ちに抗ってまで橋を残す決断をしたのはすごいと思う。結果的、50年以上経つ現代においてこの橋を残すことは正解だったと思う。先人達が人々の暮らしを良くしようと英知の結晶を詰め込んだ橋がこうして現物が見れるか形で語り継がれることは未来に生きる私たちにいろいろ考えさせられるものがあります。一土木を学ぶ人間としてこの橋を見ることができてうれしい限りです。今回は公園内をあまり散策できなかったのでいずれのんびり訪れたいです。

めがね橋を後にすることを数分で本諫早駅へ到着しました。その途中面白いマンホールが。

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諫早市の旧市章がいっぱい‥‥‥

不規則に見えて実は規則的に並んでる。なんとも芸術的に見えてしまったyoumyanなのでした。

因みにこの旧章は諫早市の「イサ」を「イ」を3つ並べることで表しているようです。

さて、今回のメインの移動手段としてお世話になる島原鉄道さん。実は島原鉄道さんは鉄道だけでは無くバスやフェリーも運行しており、休日は何と2000円でどれも乗り放題!!

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何とも素敵な切符!実際諫早駅から島原駅を往復するだけで3000円位するため、とってもお得です。今回は、旅の日程に土日が含まれていたため実現できたことです。後々この切符が本日の旅をする上で切り札となってくれるとはつい知らずに。

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こいつが最初に乗る電車。その名も「さっちゃん号」。さっちゃんとは島原鉄道のキャラクターで外見がさっちゃんをイメージした塗装となっており、横にはさっちゃんが描かれています。この「さっちゃん号」は一両しか無くこの列車に当たればいいなあと思っていたのでラッキーでした。

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因みにこちらがさっちゃんについて書かれたテーブルです。さっちゃんは鯉なんだそうです。かわいいですね( 〃▽〃)

そんなさっちゃん電車は島原へとへと向かいますが私は島原へまではいかず途中下車しました。本諫早駅から電車で20分、愛野駅へ。もちろんカントリーサイン収集をするためです。

歩いて数分で目的地へ。

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(1枚目:国道57号 雲仙市境   2枚目:国道57号 諫早市境)

ここで章ラーの本業を発揮!昨日はイラストタイプの諫早市しか撮影できませんでしたが、しっかり章入りも撮影しないとシマりません(笑) 雲仙市もここで章入りを撮影。といって雲仙市の方は長崎県のイラストタイプは残念ながら無いので章入りを撮影できれば満足。

因みにこの地点は直轄国道なので章入りなのは言わずもがなですが、島原半島を一周する国道251号は何故かほぼ章入りで統一されています。合併前について詳しくは次回以降話していこうと思います。

あと雲仙市の方ですが、章の部分の配色紫じゃなくて水色が正しい気が‥‥ホームページや私が持ってる市町村章の図鑑では紫の部分水色になっていて市としてこれは公認なのか微妙なところです。他の地点のカントリーサインも紫だし、、どうなのでしょう??

これにて、愛野での活動は終わりです。続きは次回以降書いていきますが最後に愛野駅周辺で撮った写真を紹介します。

まずはこちら

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市境のモニュメントです。何とも独特だったので撮影。この境界はかつて愛野町だったため市町村境によくある「ようこそ〇〇へ」のモニュメントと同等のものでしょう。なかなか面白い。
続いて愛野町のマンホール。

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マンホールには「愛野町」ではなく「愛の町」と書かれているのも面白いですね。イラストには町の花のコスモス、町の木のケヤキ、そして町の名産であるじゃがいもの花です。じゃがいもの花をマンホールに描かれているところって珍しいと思います。愛野町長崎県タイプのカントリーサインはきっとコスモスかじゃがいも、「愛の町」関連のものが描かれていたのかなあ。どんなイラストだったか気になります。。

最後は愛野駅舎です。

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何とも奇抜!!まるで結婚式の協会を模しているところがすごい!「愛の町」らしさが出てます。

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屋根の十字架の部分が愛のキューピットの矢に。すごく凝ってますなあ。。

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そして駅前の顔をはめて写真を撮るパネル。結婚式の装飾をした新郎夫婦。駅舎が結婚式式場なので自然な流れです。しかし、注目すべきは新郎夫婦が持ってるもの。

「じゃがいも!」「ブロッコリー!」

あまりにもシュール過ぎてyoumyan笑ってしまった。おそらく特産だからでしょう。この感じ私的には好きです(^_^)

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駅プレートも愛の仕様でピンク色。他の駅はみな青なの愛野駅だけ特別扱いです。にしてもこういう仕掛けをしておもてなしをしてくるところ素晴らしいです。気に入りました!

なかなか濃い、いや愛の町だけに恋 駅をあとにして次なる目的地である本旅最大の目的であるカントリーサインを撮影へ向かうべく再び島原鉄道に乗るのでした。。

続く

youmyan