youmyan’s diary

カントリーサイン好きの私 youmyan こと ゆうと が撮影したカントリーサインや旅の紹介をするブログです。

東吾妻町の2タイプのイラスト?

こんにちは!youmyanでございます(^_^)

9月から通常営業かと思えば、引き続きオンラインを用いているためこうして午前中に時間が空いてしまいました(^_^;)

なので前回の続きを書いていこうと思います。

前回の記事↓↓

lovecountrysignsyou.hatenablog.com

(こちらと併せて読むことをお奨めします。)

群馬県に前代未聞のカントリーサインが誕生したということで前回は長野原町のものを取り上げましたが、今回は長野原町の反対側にあたる東吾妻町のものをご紹介したいと思います。

 

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(国道145号(八ッ場バイパス) 長野原町境にて)

長野原町同様巨大な新様式の物が採用されています。イラストはこの周辺で発掘されたハート形土偶です。それにしても奇抜なイラストだこと‥‥‥ 

少し余談ですが8年前にこのバイパスを通ったことがありまして、その時はこのカントリーサインは未設置なのはもちろんのこと、通常のカントリーサインすら設置されていませんでした。しかしながら、実はカントリーサイン同様の表示がトンネル内に存在していました。

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(茂四郎トンネル内壁に設置)

群馬県の考えとしてカントリーサイン(市町村標識)はきっちり境界に設置したいらしく、トンネルの外ではなくトンネル内に市町村境界を表示しているようです。以前紹介した高山村・みなかみ町を結ぶ赤根トンネルにも同様の施しがされています。

しかし、車は前を見て運転してしなくてはならず壁に境界を示されていても気づかないでしょうし、わき見運転はもっての他なので(しかもトンネル内)あんまりあんまり案内標識としては不便なものに思われます。

なので当時の私はこれがあるから八ッ場バイパスには普通のカントリーサインは設置しないのだと残念に思っていましたが、8年越しについに八ッ場バイパスで長野原町東吾妻町カントリーサインを見ることができてとても喜ばしい思いで一杯です(*^▽^*)

さて、東吾妻町カントリーサインはこれだけじゃ終わらないのですよ!!なんと上信道(八ッ場バイパスも含まれる)の上下線で東吾妻町カントリーサインのイラストが違うのです!!

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(国道353号(上信道) 渋川市境にて)

こちらは国道353号のバイパス部分にあたる今年の6月に開通した上信道の区間内に設置されています。しかし、自専道のため人や自転車は入ることができないため境界付近の一般道(今回は県道)から撮影しています。

先述してる通り上信道は自専道であるため実質高速道路と同じなことから飛ばしてる車からでも分かりやすいように大型の物が採用されたようです。それに合わせる形で八ッ場バイパスの方にも同様の物が設置せれたと思われます。

しかも、上下線でイラストが違うというのもポイントが高いです。では何故、上下線でイラストが違うのか?私のいつもお世話になっています同じカントリーサイン愛好家さんの推測がかなり鋭かったのでご紹介させていただきます。

東吾妻町の合併前の自治体である東村(あずまむら)と吾妻町の2Ver.として製作されたのでは?というものである。確かに渋川市境は旧東村境、長野原町境は旧吾妻町境となります。実際にイラストを照合すると渋川市境に設置されているものは「箱島湧水のホタルとスイセン」で箱島湧水は旧東村領域にあり、長野原町境に設置されているものは「ハート形土偶」で旧吾妻町領域にある郷原遺跡で発掘されたものです。なるほど確かにこの2自治体をイメージして作られているのでしょう。

実際に市町村合併後に旧の自治体のバージョンを新しく制定した自治体が存在しており、例として広島県三次市になった作木村ですが合併前はイラストタイプがありませんでしたが合併後三次市作木町として独自のイラストのカントリーサインが作られました。また、福岡県の東峰村にも合併後に設置されたにも関わらずイラストカントリーサインで旧宝珠山村Ver.と旧小石原村Ver.と2タイプ存在しています。

話を東吾妻町の方に戻すと、東吾妻町東峰村同様旧自治体のイラスト2タイプとして作られた可能性が高いです。

しかし、1点気になることが。

それは東村Ver.のものに描かれている「スイセン」です。確かに箱島湧水は旧東村にありますが、スイセンは岩井親水公園のスイセン畑のものをイメージしていると思われるのですが、岩井親水公園は旧吾妻町地区にあり旧東村のものとしてスイセンが描かれているのは突っかかります。

そこで、何故上下線でイラストが違うのかの真相を知るため東吾妻町の方に直接メールで問い合わせてみました。そしたら、とても丁寧で分かりやすい回答をいただきましたのでご紹介させていただきます。

(いただいたメール文章をそのまま抜粋したものが以下のものになります。)

"上下線で標識イラストが違う理由については、当町の東西に広く地域ごとの自然や歴史の特色が異なるという点が関係してきます。

渋川市境は東地区といい箱島のホタルが見られる地区となります。

また、東地区隣の太田地区では、約30万本のスイセンが咲く畑があります。

長野原町境は岩島地区といい、ハート形土偶が出土された地です。

走ってる車中からご覧いただく看板標識という前提のため、これらを一枚のイラストに落とし込むことは内容が込み合ってわかりづらくなってしまい、取捨選択する判断も難しかったことから、設置場所に近い地区の特色をそれぞれ盛り込んだ標識を設置しました。"

ということです。(このような丁寧な回答の方ありがとうございます!)

というわけで、ほぼ推測通りでしたが設置場所が近い旧自治体ではなく地域の特色を採用されたが故に箱島湧水とスイセンのイラストが誕生したようです。

それにしても、ここまでカントリーサインに力を入れる自治体は今の時代珍しいです。現代の効率・利益重視の社会ではやはりカントリーサインは必要ないものと言われていますが、言わばカントリーサインは「町の宣伝広告」なので多くの人にこの町の魅力を伝えることができる標識(看板)だと私は思っています。

これは私だけかもしれませんがカントリーサインを撮影してイラストを見てその場所に行ってみたくなったり、食べ物なら食べたいと思ったりして実際に行けるなら行ってみたりと旅を一層良いものにしてくれます。

なのでこのご時世で勇気をもって新様式のカントリーサインを設置した渋川市東吾妻町長野原町にもこの標識きっかで少しでも観光客が増えることを期待します。(正式には群馬県が設置なんですけどね(^_^;))

今回はカントリーサイン撮影だけのために訪れたため観光なんぞろくにできなかったのでいづれ再訪して町巡りをしたいです。

えっ、新様式の渋川市カントリーサインの写真が無いって?

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残念ながら木に隠れてしまい撮影できませんでした(T_T)(赤丸の部分にカントリーサインがある)

まあ、夏だったのである程度覚悟はしていましたが案の定でした。。東吾妻町側だけでも撮影できたことがせめてもの救いです。

ただ、現地で調査してみてわかったのが冬の草木が枯れた時に撮影ができそうな場所を見つけたのでまた冬にでも撮影に行ければと思っています。

因みにイラストは縄文時代の鎧兜を着た人とへその町渋川市です。最近イラストが変更された関越道のものと内容は同じですが、イラストの感じが新様式の独特のものとなっています。

すべての新様式のカントリーサインを撮影することは難しいですが是非撮影してはいかがでしょうか?

次回は、長野県ではお馴染みのあのカントリーサインの紹介です。

ではここいらで(^_^)/

youmyan