youmyan’s diary

カントリーサイン好きの私 youmyan こと ゆうと が撮影したカントリーサインや旅の紹介をするブログです。

長野県のカントリーサインについてアレコレ

こんばんは!youmyanでございます(^_^)

今回は前回お伝えしました通り長野県でお馴染みの"あの"カントリーサインについて書いていこうと思います。というのも、例の長崎県遠征から戻って来たあとも実は青春18きっぷ(結局買った)で日帰りで点々とカントリーサイン撮影に勤しんでいたのであります。その中に長野県は南佐久地方でいくつか撮影してきたのでご紹介したいと思います。

長野県のあのカントリーサインと言えばこちらのものを思い浮かべる人がほとんどでしょう。

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(1枚目:国道141号 山梨県北杜市境  2枚目:国道20号:富士見町境)

同じ愛好家の方々にはお馴染みですよね。一見山梨県や埼玉県の秩父地方で見られるイラストタイプと同じような様式ですが長野県では標高が記されています。(因みに写真にある南牧村の標高表示がおそらく一番大きい数字(高さ)になっています。)

標高が高い長野県ならではの仕様ですね(^_^)(果たしてドライバーが標高を知って何かとくすることがあるのだろうか疑問である。。)

この長野県のイラスト標識ですが、実は2種類あって1枚目のようにカラータイプと2枚目のようにモノクロタイプがあります。設置基準としては直轄国道はモノクロ、県管轄国道にカラータイプとなっているようです。

長野県のカントリーサインの特徴としてイラストタイプのイメージがつきがちですが章入り王国であることも忘れてはいけません。章入り王国と名乗る(いや、勝手に私が章入り王国と言ってるだけですが)にふさわしく77市町村すべて(全市町村)に章入りが存在する全国数少ない県でもあります。平成の大合併前の自治体も上村、南信濃村以外は章入りが存在していたという徹底ぶりには感服です。

そんな長野県ですが章入りが設置され始めた時期もかなり早くて、法改正によって章入りやイラスト(法文中にはシンボルマークとして書かれていますが要はイラストのこと)が案内101系標識につけることが認められたのが昭和61年10月なのに対して早くて昭和62年3月に設置された長野市の章入りが設置されていることが確認できており長野県は章入りの先駆けと言っても過言ではないくらい章入りに積極的だったのです!

さて、今回撮影に赴いた南佐久地方ですが国道141号以外の県道にはもちろん章入りが存在しています。しかし、南佐久地方ではちょっと変わったカントリーサインが存在しています。

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(1枚目:県道68号 川上村境  2枚目:県道68号 南牧村境)

一見普通の章入りに見えますが、実は文字フォントが特殊で標準のナールDが使われていないのです。文字が太いことや南の右下の跳ねがないこと以外はナールとほとんど変化はなくは少し太いナールシリーズを使っているようにも見えますが決定的にナールフォントでは無いことを言付けるカントリーサインが存在しています。

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(1枚目:県道2号 佐久穂町境 2枚目:国道141号佐久穂町境)

小海町のカントリーサインですね。二つのカントリーサインを見比べてみるとお分かりいただけるでしょうか?「海」の「毎」の部分が大きく違っているのです!

何故これがナールシリーズではないと断言できるかというと、実はナールの特徴としてなるべく一筆書きとなるよう細かい跳ねの省略しているところにあり、特に「海」「毎」「母」のように正方形に近いが跳ねが出ている字に関して跳ねを省略して一筆の線で四角にするという斬新をとっておりかなり独特のものとなっています。それが2枚目の標識の小海町の「海」です。私は茨城県東海村付近に住んでいたので最初に東海村カントリーサインを見たときにこの「海」には違和感しかなかったことを覚えています(笑)

なのでこの特徴的な「海」ではなく普通の「海」を使ってる1枚目の標識はナール仕様ではないと言うわけであります。

この謎のフォントですが実は南佐久地方の他にも長野県内でも点在しており、知る限りでは長野県、軽井沢町小布施町中野市山ノ内町岡谷市下諏訪町で確認しており、群馬県にも一部採用されているようなので昔に群馬県と長野県に納品していた標識の製作所のフォント仕様がナールでは無いものを使っていたことが原因なのではと考えます。

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因みにこれが長野県独自のフォントの岡谷市下諏訪町の標識です。(8年ほど前に家族旅行のドライブの時に撮影)
個人的にはこの太めのフォントの方が見やすくていいと思うのですがね(^_^;)

上記に挙げた以外にも、もしかしたら長野県独特のフォントが存在しているかもわかりませんので長野県で収集活動する際には細かく探して見たいですね(^_^)

以上

・おまけ 

最近、知り合いのいつもお世話になっていますカントリーサイン愛好家さん達が「佐久穂町」のカントリーサインの写真を挙げていたので便乗して私も載せておきますね(笑)

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(1枚目:国道141号 佐久市境   2枚目:県道2号 小海町境)
1枚目の写真は8年前(2012年)に撮影したもので、これは先程さらっと述べたように家族旅行の際に撮影したものでルートとして国道141号を通り清里高原に向けて移動した時ですね。このときはカントリーサインを撮影し始めたころで撮影できる場所でしか撮影を行っておらず(特にイラストタイプは撮影の範疇外だったためスルーしていたことが多い。今思えば、かなり持った得ないと思う‥‥)、同時に国道141号しか通らなかったため小海町をはじめ南佐久地方で章入りを撮影できていなかったのでその補完として今回8年越しに南佐久地方に赴き未撮影タイプを思う存分撮影したという訳です。

佐久穂町はラッキーなことに長野県の標高入りの標識が章入りだったので章入り撮影済みとしていましたが、通常サイズの章入りも無事撮影完了です!

ただ、南牧村のイラストが色褪せてないやつや(今回撮影したやつは柵の部分が色褪せている‥‥)、北相木村南相木村が撮影できていない、ノーマルフォントの小海町章入り等々未撮影タイプが存在するので南佐久地方には何度か足を運ばなくてはならなそうです。

では(^_^)/

youmyan