youmyan’s diary

カントリーサイン好きの私 youmyan こと ゆうと が撮影したカントリーサインや旅の紹介をするブログです。

広野町と楢葉町の珍しいカントリーサイン

こんばんは!youmyanでございます(^_^) 

久しぶりの更新となってしまいましたね(^_^;)  というのも本来なら御宿町遠征の次に行った日帰り旅についての紀行文を書くつもりでしたが、ちょっと『軽く』は書けない内容だったので慎重に下書きを書いていたのですが、やはり気持ち的にどうしてもリリースできずに数週間経ち今にいたる訳です。。(特に世間的にまずいとか、犯罪的な訳では全く無いのですが私としてはどうしても『この事』は軽くはかけないのです。。)

なので、このままではブログが滞ってしまうので、その日帰り旅からカントリーサインの部分だけを抜粋してお送りしたいと思います。(まあ、いづれにせよこの事は時が来たときにブログで書いていこうと思っていたのでそのときまでとっておくことにします。)

さて、空気は重いですが気を取り直してカントリーサインのご紹介を。

今回はタイトルにあるように福島県広野町楢葉町の珍しいカントリーサインについてです。

そういえば、福島県カントリーサインの設置傾向については触れたこと無かったのでざっくり説明します。

福島県は直轄、県管轄問わず章入りが基本ですが文字のみもそれなりにありまたイラストタイプも存在するそれなりにレパートリーが多い県のひとつです。しかもネガ、ポジが混在するためすべてを制するには時間がかかりそうです。

まあ、福島県は東北と関東の境界に位置するため、直轄に章入りで県管轄にイラストタイプや文字のみの傾向にある東北と直轄と県管轄に章入りがある傾向の関東の文化の2つの地域の影響を受けている東北と関東の中間の県と考えていただけると分かりやすいでしょう。(あくまでもカントリーサインの文化に関してだけですが)

話を戻しましょう。広野町楢葉町も例のごとく基本的に章入りが主流です。

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(1枚目:国道6号 いわき市境  2枚目:県道391号 楢葉町境  3枚目:国道6号 富岡町境  4枚目:県道391号:広野町境)
写真の通り場所によってネガ・ポジとバラバラです。県全体でみても直轄が基本的にはネガであることを除けば県管轄がポジというわけではなくネガも県管轄には存在しており地域によって異なっているようです。
次が本題の珍しいカントリーサインです。同じ愛好さんならわかるアイツです。

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(1枚目:国道6号 楢葉町境  2枚目:国道6号 広野町境)
なななんと、「宮城県タイプ」ではないですか!!

(※宮城県タイプとはイラスト+章入りがセットのカントリーサイン宮城県独自のカントリーサインのためにそう呼んでいる。)
以前もブログで紹介した通り、この様式は宮城県にしか見られることが無いのですが、最近千葉県で何ヵ所か似たようなタイプが設置されましたがそれ以外にはこの国道6号広野町楢葉町にしか存在しないという超がつくレアものとなっています。しかも千葉県のものよりこちらの方が本家に近い仕様となっています。
では、何故この地点だけ宮城県タイプが採用されたのか?以前、私もこの事について気になっていたので管理事務所さんに問い合わせたことがあり、こう言う返答をいただきました。

『2002年に行われた日韓FIFAワールドカップを盛り上げるためにこの頃設置しました。』

とのことです。

何がなんだかちょっとわからない方にざっくり説明。

2002 FIFAワールドカップは2002に行われたサッカーのワールドカップでざっくり説明するとこの年は韓国と日本が大会の会場となっており、そのときに広野町楢葉町にあるJ-ヴィレッジ(サッカートレーニング施設)がアルゼンチン代表のキャンプ地として使われるということで歓迎のためにカントリーサインをイラスト仕様にしたということらしい。

しかし、それなら他の地点もイラスト+章入り様式にすれば良かったのでは?疑問になるでしょう。私もその謎はずっと解けないままでした。しかし、現地を訪れてようやく謎が溶けました。

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実はJ-ヴィレッジ周辺では写真の通り信号や標識、掲示板にいたる道路構造物がみな同じように紺色に統一されていました。つまり、カントリーサインだけが変更されたのではなくJ-ヴィレッジ創設に当たって周辺の景観統一改良を行ったようです。カントリーサインの仕様変更はまちづくり改良の一環だったようです。

更に何故この地点だけがイラスト仕様になったかということですが、選手がJ-ヴィレッジにくるルートが関係しているようです。

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上の地図はJ-ヴィレッジ周辺の地図でこれを参考にしていただくとわかりますが、選手が自国から成田空港もしくは羽田空港経由で専用バスでJ-ヴィレッジに向かうルートとして当然、常磐自動車道を使い、地図で示したようにオレンジのルート(広野インターを降り、県道、国道6号を)経由して来たものと考えると、空港からJ-ヴィレッジにいたるまで通過する自治体にはほとんどの自治体はもともとイラストタイプがある高速道路を通過するため一般道でかつ自治体境界でイラストタイプではなく章入りが設置してある(当時はこの地点も章入りだった模様)のはここしかなく外国人でも分かるようにイラストタイプが設置されたものという事のようです!おそらくですが、宮城県タイプになったのは、日本人ように章入り(直轄は章入りを入れるのが慣習化している)と外国人ようにイラストを2つ採用したら宮城県タイプに行き着いたという事なのではと自分で納得しています。
そう考えれば他の地点に宮城県タイプがないのはその地点は「アルゼンチン選手が通らない」からイラストはいらないということでしょうか。

そういう、いきさつがこのカントリーサインには秘められているのです!!(私的にはこう言った物語や歴史が秘められている事にときめいちゃいます!これが"萌え"なのか?笑)

長々と解説失礼しましたm(_ _)m

と言うわけでこの珍しいカントリーサイン、近くにお越しの際は撮影してはいかがでしょう?

以上

・おまけ

このカントリーサインを撮影したあと境界近くにある道の駅ならはというところに寄ってきました。

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道の駅にいくとついついいろんなものを買ってしまいます(^_^;) 道の駅のマグネットもまさかあると思っていなかったのでラッキーでした。

楢葉町はユズが有名みたいでユズサイダーやユズコロッケなるものが売っていたり終いには町のキャラクターが「ゆず太郎」とド直球すぎる名前過ぎていかにもゆずを推していることがわかりました。

また、楢葉町カントリーサインに描かれている木戸川の鮭も売っており、旅の都合上冷蔵物は買えなかったので鮭フレークを買ってみました。カントリーサインは町の象徴であるからやはり木戸川の鮭を押さえないわけいきません!

このブログを書いてる時点ではまだ鮭フレークは未開封ですが、このとき鮭フライなるものを食べていてとても美味しかったので鮭フレークの方もきっと美味しいと思うので食べるのが楽しみです(^_^) 写真に写ってるようになんたってキドらない味らしいですから、木戸だけに!

なんだかサブくなってしまいました(いや、これは私のせいじゃないよ?パッケージに書いてあったんだもん。)が是非楢葉町にお越しの際は寄ってみては?(温泉もあるよ!)

おわり