youmyan’s diary

カントリーサイン好きの私 youmyan こと ゆうと が撮影したカントリーサインや旅の紹介をするブログです。

冬の中距離遠征④(富山県編②)

あけましておめでとうございます!!youmyanでございます。ついに2021年が始まりました。今年はコロナが落ち着いて少しでも平和な生活が送れることを願いたいです。今年もいろいろカントリーサインについて熱く語っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

新年早々早速、昨年度の冬の遠征の続きを書いていこう思います。

国道8号新潟県富山県境を後にして市振駅へ向い歩いて行きました。ここで事件が。。雨が降って来たのである。雨が降ることは今日の天気予報で知っていたので問題では無いのですが、なんと強風によって傘が壊れかけたのである。

「風が少し強いなあ。でも新品でちゃんとしたやつ(旅にでる時千葉で新品の傘を買った。)だから、大丈‥‥」

(パキッ!)

「傘の骨折れた‥‥」

新品の傘なのに逆さ傘になり骨が折れたのである。幸い使えない訳では無いので大丈夫だろうと思っていたのですが後にこの事が旅に大きく響くことに‥‥

とりあえずは市振駅に到着し乗ろうとしていた電車には余裕に間に合いました。

さて、次に向かうのは入善駅です。朝日町の隣にある町入善町カントリーサインを狙う訳です。

入善駅へは20分位で着きました。ここからは境界まで35分歩いて行きます。

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(1枚目:県道106号 朝日町境  2枚目:県道106号 入善町境)

この境界は章入りです。前回お話しした通り富山県は章入りとイラストタイプが混在しているため、もちろん朝日町や入善町にも章入りタイプは存在しています。今回の旅はこうして各自治体、イラストタイプ、章入りタイプと2つずつ別境界を回らないと行けないので厄介なのです。だけど、大変という気持ちよりすべてコンプリートしたい気持ちが勝っているため苦ではありませんでした(笑)

もう一つこのカントリーサインで見て頂きたいポイントがございまして、英文がなんと標準よりも大きめなのです!!

最近は外国人観光客に分かりやすいように静岡県や東京都でカントリーサインを含む案内標識で英文が標準より大きくなっているのですが実は富山県の方が先に標準より大きめの英文を採用していたようなのです!とはいっても静岡県や東京都のように多くの地点で採用されている訳では無く、カントリーサインで言えば現在は朝日町と入善町の章入りだけと少くあとは108系案内標識に見られる位です。昔は黒部市宇奈月町庄川町利賀村の章入りにもありましたが合併で消えてしまいました。おそらくですが、黒部ダム宇奈月温泉五箇山白川郷の合掌造り集落など一大観光地が近くにあったため外国人観光客に分かりやすいように英文字が大きめの標識を設置したのだと思われます。

話を戻すと、実はこの朝日町や入善町カントリーサインは全国的に先駆けたグローバルな標識なのです!(言い方が大袈裟。。)

私的にはこのバランスの良い入善町のNyuzenや入をあしらった斬新な町章がすごく気にっており撮影したいカントリーサインベスト30(一体どんなランキングだよ‥‥)に入っていたので撮影できて満足です(*^^*)

撮影も済ませボチボチ入善駅へ引き返し次の目的地へ向かうのですがこのあととんでもない目に合うことに‥‥

入善駅から次ぎは生地駅へ向い今度は入善町のイラストタイプを狙うことに。数分で生地駅に着いたのですがなんと強風と強めの雨‥‥かなりヤバイ感じ‥‥ さっきまでは小雨だったのに‥‥ 強い雨だからといって次の電車の関係で待つわけに行かないので強行で境界へ突き進むことに。というのも次の生地駅発の電車はカントリーサイン撮影して戻って来てちょうど位の時間であり、その上さっき乗ってきた電車が5分以上遅延したため時間が無いのである。急ぎ足で歩きますが風と雨が強くてなかなか思うように進めません。

そしてこの瞬間がやって来てしまったのである。

傘が破壊(再起不能)‥‥‥

市振駅のとき骨が折れたところがきっかけで強風に煽られ瞬間に傘の骨組みがとんでもなく曲がり傘として使えない事件が発生したのである。私、20年間生きていますが、傘がここまで破壊されたのは初めてですよ‥‥‥

傘が壊れてもなお雨風は強いままこのままではまずいので応急措置としてたまたまリュックに刺しておいた折り畳みの傘を使いました。(今後この旅ではずっとお世話になる)

しかし、折り畳み傘なので通常の傘と違いなかなか安定せず大変でした。それでもなんとか境界にたどり着きましたが、今度は傘を持ちながら撮影するのは難しく何枚か撮影しましたが上手く撮影できたのは1枚だけでした‥‥しかも、近景は撮影できず‥‥

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(1枚目:県道2号 黒部市境  2枚目:県道2号 入善町境)

写真をよく見ていただくと分かりますが斜めに雨がふってるのが写っておりかなりの強風だったことがわかるでしょう。

また黒部市側は横着して反対車線からしか撮影してなく余程余裕がなかったことが伺えます。

ここまでたどり着くのに予定時刻より少しオーバーしているため急いで戻ろうとしましたが雨風でやはりなかなか進めません。とここで電車の到着時刻になり逃してしまいました。。電車の遅延さえ無ければぎりぎり間に合ったのに‥‥

次の列車は約40分。ここでの40分のロスはでかいです。このあとも何回も駅を降りるため1本でも逃すと次の電車の時刻の関係で日没によりカントリーサイン撮影ができないヶ所が出てきてしまうのです。私の場合は少しでも多くの地点で撮影できるよう電車の時刻と歩き時間をギリギリに詰めているため1本逃すと大きな痛手になることが多いのです。幸い今回最後に回していたものはちょっとレアなタイプのカントリーサインだったため通常サイズのイラスト、章入りタイプを全市町村収集には影響が無かったので良かったです。生地駅では何もすることが無かったのでストーブが炊かれた部屋で濡れた体(主にくつですが)をぼおっと暖め待っていました。

そうこうする内次の電車が来ました。次の目的地は黒部駅

黒部駅は隣の駅なので数分で着きました。ここからはこの日で一番長く歩く行程を組んでいたため電車のことを考えて油断ができない勝負。雨は小降りになっていたためなんとか進めそう。黒部駅を降りてまず向かったのは電鉄黒部駅。ここでは富山地方鉄道の1日乗車券を求めに向かいました。というのもここからは先は富山地方鉄道を使って移動するためこの乗車券を使った方がお得なのである。しかし、この駅では乗車せず、境界へ向かったのである。

ここから歩くこと40分位で目的地へ到着しました。

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(1枚目:県道150号 魚津市境  2枚目:県道150号 黒部市境)

ここは国道8号の旧道にあたる場所で近くにバイパスができたため県道に降格したようです。

先ほどきれいに撮影出来なかった黒部市カントリーサインをバッチリ回収!黒部市は平成の合併ですべて章入りになってしまいましたがかつてはちゃんとイラストタイプが存在しており黒部ダム?を表すイラストでした。確か、北陸自動車道高岡市~朝日町の区間で最近市町村を表す看板の新調が行われたようで一般道のカントリーサインと同じイラストが採用され黒部市のものもかつて合併前に使われていたイラストが思わぬ形で復活を遂げたので気になる人は見てみてください。

・追記:黒部市の旧イラストのカントリーサインのイラストですがあれは黒部ダムではなく「黒部川扇状地が作り上げた黒部の名水」という意味があるそうです。要するに黒部川扇状地湧水群を表しているようです。

魚津市のイラストは富山湾で見られる蜃気楼を表すイラストになっています。なお、イラストに描かれている建物は実在しませんのでお気を付けあれ。(蜃気楼=竜宮城のイメージから来てるよう)

無事、黒部市カントリーサイン魚津市のイラストタイプをゲットし次の目的地へ急ぎました。この時点で雨はほとんど降っていなかったためずいぶんと歩くのが楽になりました。次の目的地へは10分位で着きました。

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(1枚目:県道314号 黒部市境  2枚目:県道314号 魚津市境)

ここで魚津市の章入りをゲット。何気に魚津市の章入りの設置ヶ所が少ないためレア度は高いです。

また、この地点の黒部市は何故か縦型。どうやら合併以前から縦型のようです。

これにてこの区間の撮影ポイントは無事済ませあとは最寄りの経田駅に向かいます。さっきの電車逃しがどう響くか分からなかったので急ぎ足です。

なんとか経田駅に着いたのですが乗ろうとしていた電車はあと少しのところで逃してしまいやはり1本ずつ遅れることに。。次ぎは1時間待ちです。ここで最後の1ヶ所は間に合わないことが確定しました。。まあ、そこまで重要な地点じゃなかったので諦めはつきました。

1時間後次の電車が定刻通りやって来て目的地へ。

降りたのは西滑川駅。この地点も電車の乗継ぎと歩く時間の設定がギリギリになっていたので速足、時には走って間に合わせようとしました(^_^;) 生地駅との違いは雨は完全に止みそれどころか晴れ間さえ見える状況だったため巡回しやすかったです。目的地へは数十分で到着。

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(1枚目:県道151号 滑川市境  2枚目:県道151号 富山市境)

ここは章入りタイプのようです。富山市はあちらこちらで章入りタイプは見かけますが、滑川市の章入りも魚津市同様あんまり設置されていないため場所を選ぶ必要があります。まあ、滑川市の場合駅から近かったのでラッキーです。それにしても滑川市章は青枠に黄色となかなか独特ですなあ。。

実はこの場所の近くに富山市滑川市のイラストタイプも設置されているのでそれも撮影に行きました。

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(1枚目:県道135号 富山市境  2枚目:県道135号 滑川市境)

ここは立派なイラストタイプ。同じ県管轄なのに章入りにしたりイラストタイプにしたりと基準がよくわかりませぬ。

イラストは滑川市が名産ホタルイカ富山市チンドン屋です。もちろんチンドン屋の広告は名産の富山の薬と大変凝ったものとなっています。

またこのホタルイカのイラストですが近くで見ると案外かわいいイラストだと気づかされました。カントリーサインって案外近景で撮影する人はあんまりいないためこうしてみずから足を運ばないと気づかないことも多いのです。まあ、それが旅の醍醐味なんですが。

こうして富山市滑川市の両タイプをお得に一挙に撮影でき次の電車が来る前になんとか駅に戻りました。

この時点でカントリーサインを多く撮影した気がしますがまだまだ行きますよ。

西滑川駅を出て次に向かったのは相ノ木駅。この駅から目的地の境界までの距離は近いためは数分である。

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(1枚目:県道4号 上市町境  2枚目:県道4号 立山町境)

この地点はイラストタイプ。上市町劔岳と大岩不動、立山町立山雷鳥

立山町のイラストですが富山県のものとイラスト被ってるじゃんとは言ってはいけません(笑)

上市町側ですが文字部分だけ新しく張り直されていました。雪とかで文字が消えかかっていたからでしょうか?

そしておまけとしてこいつも撮影。

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(北陸自動車道の側道にて)

北陸自動車道の市町村境をお知らせする看板(例の件から高速道路のものはカントリーサインと呼ぶのをやめた。実際カントリーサインじゃないもん。そもそも‥‥ 長くなりそうなのでまた改めて高速道路の市町村標識については熱く語ることにします。ご了承ください。。)の上市町バージョン。先ほどチラッと話しましたが、一般道のイラストに変更されたようです。とは言っても昔も劔岳と大岩不動の別のイラストだったのでマイナーチェンジと言ったところでしょう。

さて、次の地点でこの日の撮影活動は終了です。相ノ木駅から電車で寺田駅で下車。ここではそれなりに撮影をしたので一気にご紹介。

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(1枚目~4枚目:県道15号各境界 5・6枚目:県道4号にて  7・8枚目:町道にて)
ご覧の通り寺田駅は1駅でこんなに撮影できるうれしい駅なのです。
まず県道15号のカントリーサインですがどうやら章入りが設置されている路線です。ただ、残念なことにみんな雪の影響で色落ちしています(>_<) 特に上市町のものはひどいです。新しく交換して欲しいものです。。上市町には実は誤植バージョンもあるため正規のきれいなタイプと併せて再訪確定です。
立山町舟橋村と言えば実は誤植の章でして、立山町の方は真ん中の三角の部分に線が無い、舟橋村は回りの円の部分の左側のしたら辺に凹みが無いという残念な物になっています。しかも町道に設置してある各自治体で設置した物も誤植となっていて救い用のない始末。。どうやらこの誤植章タイプしか存在しないようなのとりあえずは良しとしますがいずれは正規のものが現れることを願うばかりです。

舟橋村のイラストタイプは何のイラストか分かりません。何かのキャラクターでしょうか?今度舟橋村に問い合わせて見たいと思いますので追記をお待ちください。

・追記:この舟橋村カントリーサインのイラストですが村に問い合わせたところどうやら明治2年に起きた農民一揆「ばんどり騒動(わかっていると思いますがB〇nG Dr〇am!ではないですよ)」に由来しており、農民が菅笠とばんどり(蓑)を身に着けて集合したことからそう呼ばれているそう。そのばんどりをモチーフにしたキャラクターで「バン ドリ君」というそうです。まあ、公式のキャラクターではなくカントリーサインのためだけに作られたもののようです。

駆け足気味ですがこれにてこの日のカントリーサイン撮影活動は終了です。最後に行きたい場所がありましたがまた富山県に行った際のお預けです。それでもこの日は10自治体18タイプ撮影できたので大満足です。この日は高岡市まで行き宿泊するのですがその前に寄り道です。この模様はおまけ(何か恒例となってる)でお伝えします。

 

・おまけ

せっかく富山県に来たのに観光しないのは勿体ないので富山地方鉄道フリー切符を使って宇奈月温泉へ行ってきました。

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宇奈月温泉駅に着いたのは18時頃、駅前には温泉の噴水がお出迎え。

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今回訪れたのは宇奈月温泉観光協会併設の日帰り入浴ができる「湯めどころ宇奈月」。

さすがに一日歩き続けたので少しでも疲れを取りたかった。

温泉は透明でとても柔らかい良い湯で気持ちが良かったです( 〃▽〃) もっと明るい内なら商店街だったり、旧宇奈月町カントリーサインに採用されていた黒部峡谷鉄道の有名な赤い山彦橋など観光できたのですが流石に無理だった‥‥また改めて行きたいです。

宇奈月温泉駅を後にしてそのまま富山駅に向かいました。ここで夕食をとることに。(朝のバナナ2本以外今までほとんど口にしていなかったので流石にお腹が空いた)

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(麺バルプライド 富山ブラックラーメン富山駅前店 にて)
富山名物ブラックラーメンを頂きました。名の通り黒い醤油ベースのスープが特徴です。味はというと思っていたよりしょっぱくなくどちらかというとスープのだしが効いておりとても美味しかったです。久しぶりにこんなに美味しいラーメンを食べました。危うくスープを飲み干してしまうところでした。(流石に美味しくてもこの黒さから醤油をかなり使ってると思われたのですべては飲みませんでした。)私の場合は基本的にスープは残すのですが、本当に美味しいところは飲み干してしまうときがありこのお店のラーメンは本当に美味しい部類に入ると思います。おすすめですので富山に来た際には寄って見てみてください。

前半なんやかんやありましたがそれを忘れるくらいお腹も心も満たされた私は高岡駅まで行きその日を終えるのであった。

次回、生地事件を巻き返す逆襲を繰り広げます。どうぞお楽しみに!!

続く

youmyan