5日間長距離遠征!2021(宮崎県国道10号 延岡市~都農町編)
こんばんは!youmyanでございます(^_^)
今回は前回の続きの旅3日目について書いていきます。では、参りましょう!
旅3日目は宮崎駅からスタートとなります。写真の通り昨日の晴れ空の天気と打って変わって雨。いや、予報通りなんだけど曇りでなんとかならないかなと思っていたので実際に雨が降ってるのを見るとやはり気持ちはダウン。それでも標識を撮影をすることは変わりないし、この日は駅から歩いての撮影なのでそこまで影響は出ないだろうということで撮影に出向くことに。やはり、都城周辺の撮影は昨日のうちに終わらせておいてよかったです。
宮崎駅から大分方面の電車の始発に乗り約1時間半かけてトトロ……いや土々呂駅で下車。
某有名アニメ作品に出てくるおばけを想像してしまいましたが、たぶん関係はないと思います。
目的の境界へ歩いている途中で見つけた広告。
明らかにとなりのト〇ロを意識してるだろ!!
ととろの杜とはちゃっかりしているな……この地名からトトロを連想するのは私だけではなくこの辺の人も同じようですね……まあ、こういうのは好きですけど?
そんなこんなで、本日最初の境界へ着きました。
(1枚目:国道10号 門川町境 2枚目:国道10号 延岡市境)
ここ国道10号は直轄国道ゆえ立派な章入りが設置されています。
ここで、宮崎県のカントリーサインの設置状況について書くと、宮崎県内では九州のメジャータイプ文字のみタイプが県管轄に設置されており、章入りは国道10号などごくわずかにしか設置されていません。しかも不思議なことに宮崎県の国道10号では前回出てきたようなイラストタイプが都農町以南に設置されているため、実際直轄管轄で章入りが見れるのは日向市、門川町、延岡市の3自治体しかないのです。(延岡市になった北川町にも章入りはちゃんとあった。)これに加えて、日之影町、高千穂町、都城市、串間市で各1か所に章入りがあり、章入りは宮崎県では7自治体しか設置しておらず、イラストタイプより少数派。なので、直轄国道だといえども章入りは貴重な撮影スポットです。
宮崎県の国道10号にある章入りは、他県の章入り標識に比べて横幅が狭くとても小柄なのが特徴です。一昨日、昨日から鹿児島県の大きいサイズの章入り標識を見てきた私からするとこの地点の標識はとても小さく見えました。個人的にはこのサイズ感も好きだったりします。
ということで、無事撮影を終え駅へと戻り次への目的地へ。来たルートを宮崎方面を戻って東都農駅というところで下車。ここで狙うは日向市と都農町。
(1枚目:国道10号 都農町境 2枚目:国道10号 日向市境)
どうでしょう?同じ地点なのに全く待遇が違うのです!しかも片方ボロボロ文字のみとかじゃないのですよ?立派な章入りと立派なイラストタイプ!!すごくおいしいポイントですよ!(全カントリーサインマニアが泣いた!イラストタイプと章入りが同時に拝めるポイント!)
「それなら、宮城県でも見られねが?」とか言わないでくださいね。九州ではどちらも存在しているだけですごいことなんですから。
さて、この地点で待遇が違う理由ですが、この境界から延岡河川国道事務所(日向市以北)と宮崎河川国道事務所(都農町以南)と管轄が変わるため設置者の考えの違いが原因だと思われます。直轄国道において、管轄事務所が変わると設置種類が変わることは全国よくあることなのでそこまで驚きませんが、まあここまで意見がはっきり分かれてるのがわかるのは珍しいのではないでしょうか。
ただ、私個人的には昔は国道10号では都農町以南も日向市以北同様に都城市まで章入りが設置されていたのではと思っています。というのも、このイラストタイプが設置されたのは2002年と聞いており、国道10号の北川町の章入りが1999年にはすでに設置されている写真を見たことあったり、建設省のシールの跡が見れたりと明らかに日向市以北では章入りが2002年(1999年)以前には設置されていた可能性を考えると、都農町以南が文字のみだったとは考えにくいのですよ。
あとは、なぜにイラストタイプがされたのかすごく疑問でしてこれについても事務所さんに問い合わせても情報が残っていないため頭を悩ませていたのですが、最近ある仮説が浮かびました。
以前富山県の記事で国体のために直轄国道の章入りをイラストタイプに刷新したというお話をしましたが、宮崎県でも2002年ごろに国体でもあったのか調べてみましたが、何もそういった類のもは見つかりません。しかし、ある時たまたま見ていた、カントリーサインの旅でおなじみ「水曜どうでしょう」の「対決列島」というまた馬鹿げた旅(すごく面白くて何回も見ている)を観ていた時に大分を車で走っているとき一同が放った一言がこの謎を解く手がかりになったのです。
「ワールドカップをやる大分ドーム」
ん?大分でサッカーのワールドカップが開催されだと。それって2002年の日韓ワールドカップのことだよな?
私、サッカーには一ミリたりともご興味はありませんが知ってます。2002年に国内でサッカーワールドカップが開催されたことを。しかも、この大会がらみでカントリーサインが変更された例も。
lovecountrysignsyou.hatenablog.com
以前こちらの記事を読まれた方ならわかるでしょう。なんと、国道6号の広野町と楢葉町では近くにあるJ-ビレッジがワールドカップのキャンプ地になる関係で大会を盛り上げるためにイラストタイプに変更したという事例があるのです。
そこで、大分県の隣の県である宮崎県でもキャンプ地があるのではないかと思って調べたところ、宮崎市にドイツとスウェーデンのキャンプ地があったそうです。ということは、仮にこの2チームが大分スタジアムでサッカーが行われる際、国道10号を使って北上する(当時はまだ東九州自動車道は未完だった)と考えられます。
つまり、宮崎国道事務所さんでは上記の広野町、楢葉町同様にイベントを盛り上げるために設置したのではないのでしょうか?実際のところはもっと詳しく調べる必要がありそうですが、設置年度から考えるとその可能性が高そうです。それが本当ならば、大きなイベントはカントリーサインの大きな転換期になりやすいという面白いことがわかります。町を盛り上げるための策としての役割があることがよくわかる事例です。
あと、これを読んでくださってる方でこのことについて何か情報があればコメントいただけますと、ありがたいです。特にイラストタイプ以前は何だったのかわかる写真とか証言とかあれば是非お願いします。
というわけで、長くなりましたがこの地点のカントリーサインは立派なイラストタイプと章入りでしたとさ。
因み都農町のイラストを見てみましょう。標識には、矢研の滝となっていますが、その他にも果物などの農産物も描かれています。中でも、ブドウは都農ワイナリーとして有名です。雨が多い都農町では果実栽培は難しいとされていましたが永友百二という人が梨の栽培に成功し、そのあと県内で初めてブドウの栽培に成功したのが都農町のブドウづくりの始まりとされそれがワイン造りのきっかけになり、町の産業を支えているそうです。私もお土産に小さいサイズのワインを購入しました(笑)
次訪れる際には、滝とともにワイナリーにも行ってみたいものです。
無事撮影を終え、駅に戻る途中近くに別の道路の境界があったのでそちらにも寄り道。
(1枚目:県道301号 都農町境 2枚目:県道301号 日向市境)
県管轄なので文字のみです。他県に比べてやや小さめなのも宮崎県の特徴です。あと、この地点は違いますが、基本的に宮崎県管轄のカントリーサインは英文字が大きめに設定されており、東京や静岡、岐阜で増えているようなタイプの先駆けといった感じです。たいていは英文字が大きいのが設置されているので、通常サイズの英文字タイプは珍しかったりします。
つぎは、隣の川南町を狙いますが、長くなってしまったので今回はここまで。次回もお楽しみ!
では(^_^)/
youmyan