youmyan’s diary

カントリーサイン好きの私 youmyan こと ゆうと が撮影したカントリーサインや旅の紹介をするブログです。

冬の中距離遠征③(富山県編①)

こんばんは、youmyanでございます!もういくつ寝るとお正月になってしまいますね。今年が過ぎるのは本当にあっという間でした。

さて、例によって前回の旅の続きを書いていこう思います。

旅の3日目の朝は糸魚川で迎えました。ここで今回の旅の真の目的について明かしたいと思います。

薄々お気づきの方もいらっしゃると思いますが、まずは新潟県の全市町村(離島の佐渡市粟島浦村カントリーサインが無いので除く)です。8月の遠征にて以前収集した妙高市上越市、未収集である十日町市津南町糸魚川市を除く23自治体を収集しており残りの3自治体をこの旅で集めて制覇してしまおうという考えです。実は8月の遠征にてこの十日町市津南町糸魚川市だけ未収集のままにしたのは時間的に無理だったのもありますが、「この旅」を計画したときこの自治体を上手く通ることができると知っていたため8月の遠征ではあえて無理をせず(旅の記録はブログには書いていませんがかなり無理矢理な旅だった‥‥)後回しにしたのです。

「この旅」の計画の主旨はもうひとつあって富山県15市町村制覇ということである。どちらかと言えばこちらがメインのものとなっていて、今回の旅では2県同時制覇というすごく達成感がある旅になるよう仕掛けたのです!(分かる人にしか分からない。)

と言うわけで糸魚川に泊まったのも糸魚川市カントリーサイン富山県自治体を多く回るためでありもちろんこの日も朝日が上らぬ内に活動を開始したのである。とは言うものの日の出が7時頃のため糸魚川駅を出たのは6時ごろといつもより遅め。

目的はもちろん糸魚川市カントリーサインが設置されている県境。ですが、早速寄り道をしました。今回どうしても行ってみたい場所があったので県境の最寄駅である市振駅の一つ先の越中宮崎駅で降りました。

越中宮崎駅に何があるかと言うと宮崎海岸という世界で大変珍しい海岸の最寄駅なのです。何が珍しいかというとヒスイ(宝石)が打ち上がる海岸として知られており糸魚川からこの宮崎海岸までの間で運が良ければヒスイを拾うことができるのです。また宮崎海岸がある富山県朝日町のカントリーサインに描かれていることもあり寄り道をすることを決めてました。

少し日が出掛けたころに宮崎海岸へ着きました。以外にも朝早くから釣りをする人がそれなりいたので一人じゃなくて安心しました。早速石ころハンティングを開始しましたが、なかなかそれらしい石は見つかりません。まあ、そう上手くは行きません。。ヒスイ探しを夢中でしている内に日の出の時刻を迎え、辺りは明るくなりはじめ私は素敵な景色を目にしました。

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※手違いで日付けが入ってしまっていますがご了承くださいm(_ _)m

写真では伝わりにくいですがとても幻想的な風景が広がり、日本海の澄んだ海に朝日を反射して雲と青い空が見事な演出で私を驚かせました。

実は宮崎海岸はヒスイが取れるだけではなく晴れた日は青い海に青い空が広がる景勝地なのですが、この日は曇り、雨の予報で青い海に青い空は拝めないと思っていたのでこのような景色が見れたのは奇跡だと思いました。(後半叙述しますが本当に奇跡です。)

きれいな景色を拝みながヒスイ探しをすること数十分、今回の目的はあくまでもカントリーサイン撮影なのでそちらを優先するため切り上げることに。それらしい石は見つかりませんでしたが、以外と石ころハンティングは楽しいもので時間が経つのはあっという間でまだ探し足りませんでした(笑) 是非また時間がある時ゆっくり探索してみたいです!

宮崎海岸を後にした私は目的のカントリーサインを撮影するため市振駅方面へ歩いて戻ることに。道中で糸魚川市に戻るためそこでカントリーサイン撮影をする算段です。歩くこと30分で県境へ!

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(1枚目:国道8号 新潟県糸魚川市境  2、3枚目:国道8号 富山県朝日町境)
この地点の糸魚川市を撮影にて新潟県本土の28市町村のカントリーサイン撮影は制覇です!!やっぱりすべて揃うとうれしいですね(*^▽^*)

この糸魚川市ですが海風にやられてしまいボロボロなのがちょっと残念です。

そして、この新潟県の標識が前回お話しした新潟県の県境によくある標識です。いつ頃からあるのかは不明ですが、少なくてもここ国道8号の県境では1993年には通常サイズの章入り新潟県カントリーサインが写った写真を見たことあるため、1990年代後半に変更されたと思われます。実は、この新潟県の標識には2種類あって空の背景がこの地点のもののようにベタ塗りのものと横縞模様のものが存在しています。私は後者のものは撮影していないのでいずれ撮影したいです。

さて、今旅の大舞台である富山県の方も見てみましょう。何気に富山県に踏み入れるのも人生初でもちろん富山県カントリーサインも撮影するのもはじめてであります。記念すべき(youmyanの)富山県カントリーサイン撮影第1号は立派なイラストタイプです!!やはりイラストタイプは映えますなあ。

ここで富山県カントリーサインの設置傾向を紹介するのですが、一言で言えば富山県はなかなか面白い経歴を持った県なのです。

基本的に国道県道問わず先ほどの写真のようにイラストタイプが主流となっており、市町村合併で市町村章に変更されてしまった黒部市南砺市射水市を除く自治体すべてでイラストタイプを見ることができる大変嬉しい県なのです!!また、平成の市町村合併以前の自治体ではなんとすべての自治体でイラストタイプが設置されており全国では極めて珍しい県なのです!!これだけでもすごいことなのですがさらに現在の15市町村すべてに章入りの標識が1ヶ所以上設置されているイラストタイプ、章入りタイプを両方味わえるカントリーサインマニアにしては天国のような県なのです!!

というのも、実はそれには理由がありまして、2000年以前(1990年代)は直轄国道では章入りが、県管轄には章入りもしくは文字のみが設置されており2000年に富山県で一斉にイラストタイプ仕様に変更した経緯があり直轄国道は章入りからイラストタイプにチェンジをして県管轄でもイラストタイプが積極的に設置されたのですが、一部章入りが残ったようなのです。(章入り標識は当時新しかったからそのまま使われたのでしょう。)

ずいぶんと長くなってしまいましたが富山県はかなり面白い県だということをお分かりいただけたでしょうか?もちろん、15市町村制覇を掲げているからには両タイプを撮影しなくちゃね!

本題に戻ります。富山県のイラストは立山連峰とチューリップ、雷鳥です。どれも富山県を象徴するものばかりですね。朝日町は先ほど紹介しました宮崎海岸(ヒスイ海岸)です。富山県カントリーサインの特徴として雪対策のため少し標識が傾いているのと屋根(私がかってに呼んでる)がついており板面を雪から守ってくれています。雪国ならではの光景ですね。

無事好調な滑り出しで始まった旅3日目ですがこのあと旅の女神は私に牙を向くのであった。。

続く

・おまけ

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一応、これがヒスイ海岸で拾った石たち。ヒスイっぽいかなあって拾ったものですが‥‥そうは見えませんね。。まあ、もっともよく目にする綺麗なみどり色の石はごく稀で基本的には白色をしているそうです。

それでも石拾いはかなり楽しかったですよ(^_^)  (某アステロイドな作品に影響されたことも要因の一つですが)

宮崎海岸には面白いことがもう一つありまして、夏の夏至の前後1ヶ月の間海から太陽が昇って海に沈むという面白い現象を見ることができるそうです。今度は夏に泊まりがけでヒスイ探しをしながらのんびり過ごすのありかなと思いました。

おわり

youmyan