youmyan’s diary

カントリーサイン好きの私 youmyan こと ゆうと が撮影したカントリーサインや旅の紹介をするブログです。

福岡県遠征④(カントリーサイン撮影編3)

こんばんは!youmyanでございます(^_^)

今回も前回の続きを書いていきたいと思います。

前回は筑前植木駅から電車に駆け込み乗車をしたところまでで終わりました。

次に狙うは直方市のお隣福智町。この福智町ですがちょっと面白いことがおきており、こちらの2枚の写真を見ていただきたい。

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(1枚目:県道22号(田川直方バイパス) 直方市境 2枚目:県道22号(田川直方バイパス) 田川市境)

こちらのふるさとサインはどちらも同じ路線である県道22号の田川直方バイパスの両境に設置されているもので、なんと各境界でイラストが違うのです!!

しかも、このカントリーサインの面白いところは「市町村合併後に誕生した自治体で新設されたときに旧自治体のイラストを採用している」点です。

どういうことかといいますと、基本的には同自治体にイラストが複数存在する場合は以前ご紹介した福津市のように市町村合併以前に設置されたもの(福津市ならば福間町津屋崎町だったころに設置されたもの)をそのまま自治体名を訂正して再利用することで同じ自治体に2種類あるいはそれ以上の種類のイラストカントリーサインが誕生する(例外もありますが)のが経緯なのですが、この福智町は特殊で、合併で福智町が誕生してしばらくした後(数年後)に新しく新設され、各境の旧自治体である赤池町(直方市境)、方城町(田川市境)に合わせてイラストを2種類用意するというかなり凝っており、ただでさえ平成の大合併で市町村数が減ってカントリーサインの種類の減った中、こうして旧自治体に合わせてイラストを設定してくれるのはとてもうれしいことであります。

因みですが、このような合併後に旧自治体のイラストを設定した自治体は今回は撮影に行けていませんが同じ福岡県の東峰村小石原村バージョン、宝珠山村バージョンと広島県の作木村バージョンそれから上信道の東吾妻町の東・太田地区バージョン、岩島地区バージョンの3自治体存在しておりかなりレアな存在になっています。この動きが増えてくれるといいのですが、そもそも大型イラスト標識自体なかなか新設されないので今後新たに誕生してくれればラッキーと思っておきましょう。

という訳で、かなり凝ってる福智町カントリーサインですが赤池バージョンも方城バージョンも鉄道駅から行こうとするとかなり離れており往復1時間歩かないといけませんでしたが、どうせならば両タイプ撮影したくて頑張ってしましました。

一応、赤池バージョンは県道にもう2か所設置されているようですがいずれも縦型で横型の赤池バージョンは田川直方バイパスにしか設置されていないレアものとなっています。また、方城バージョンはそもそも田川直方バイパスに1か所しか設置がないため赤池バージョンよりもレアものとなっています。

イラストの解説をすると赤池バージョンは上野焼、方城バージョンは迎接の藤(こうじょうのふじ)のイラストとなっています。

「あれっ、福智町って金田町とも合併してなかったけ?」

おっしゃる通り金田町も合併で福智町になりましたが、残念ながらふるさとサインの誕生が無いため金田バージョンは存在しないのです。

代わりにこいつが設置されました。。

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(1枚目:県道420号 糸田町境 2枚目:県道420号 福智町境)

" も じ の み タ イ プ "

福岡県では比較的最近までカントリーサイン自体設置されていない路線も多く、最近になってようやっと文字のみではありますがカントリーサインが増え始めているのです。

というか、むしろふるさとサインの新設の方が異様でこのようなコンパクトな文字のみ標識が主流なのです。とはいえ、田川市周辺はいたるところにバンバン ふるさとサインが設置されたのでいまだイラストタイプが存在しない、糸田町福智町の金田バージョンも設置してほしいものです。

こうして、この日の一番ハードな行程を終え、それでもなお日没まで時間があったので今度は勾金駅から歩いて一気に香春町(こうはる ではなく、かわら と読む。なかなかの難読地名。)や田川市の縦型そして大任町のふるさとサインの撮影を行いました。

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(1・2枚目:国道322号 田川市香春町境 3・4枚目:県道52号 香春町田川市境 5・6枚目:県道52号 田川市大任町境)

一気に写真を載せましたが、まずは1・2枚目を見ていきましょう。

横タイプのふるさとサインですね。この地域ではふるさとサインの大量新設が行われる前までは国道322号香春町田川市にしか設置されていなかったという話が通説で、なんでここだけ昔からあったのだろうと思っていましたが、実際足を運んでみると標識自体かなり新しく実は田川市周辺のふるさとサイン大量設置の際に設置されたものなのではと思いました。実際のところどうなのでしょうか?

因みにこの国道322号ですが旧道の方でバイパスの方には設置していないので撮影に訪れる際は気を付けてください。(逆になんでバイパスの方には設置しないのだろうか??)

次に3・4枚目、こちらは先ほどの田川市香春町縦型でイラストは同じですね。(田川市は川渡り神幸祭香春町は香春岳とウメ)

この縦型のふるさとサインですが、見た印象としてはかなりデカい!!というか吊り下げて設置している横型のふるさとサインの規格をそのままに縦にして串刺しただけなのでは?あんまり広くはない道路とかで幅の関係で縦型のカントリーサインが設置されることがありますが、まさにこの縦型は、狭いから縦にした言わんばかりの場所でした。田川市周辺のふるさとサイン大量設置の際に設置されたカントリーサインは実は従来の横型よりも縦型の割合が多く、6枚目の大任町や後ほど出てくる赤村などは逆に縦型しか存在しません。それだけ狭い道が多かったり、吊り下げ用の支柱のコスト削減などもあるのでしょうかね?

最後に5枚目、6枚目ですが大任町は2010年ごろのふるさとサイン大量設置でめでたくふるさとサインが設置された自治体の一つであります。

その大任町のイラストは町のキャラクターです。その名も「大ちゃん」。(だいちゃんとう響きどこかで聞き覚えがあるなあとある方を思い浮かべた)このキャラクターはどうやらシジミがモチーフらしいですが、こんな山奥の町でシジミと思って(シジミ汽水湖に生息するイメージがある)調べると、どうやら川の中流にもシジミが住んでいるらしく(私が思い浮かべた、汽水に生息するのがヤマトシジミ、川の中流の砂地に生息するのがマシジミと種類が違うようです。)大任町でも身近に見ることができるらしいです。このように、町の名産を知ることで今まで知らなかったことを新しく知ることができるのがカントリーサインの役割の一つだと思っており、もう少し普及してほしいなと思うのです。

これにて、この地点の撮影を終え、本日最終目的地へ。最後は源じいの森駅へ。ここへは赤村のカントリーサインの撮影とこの日お世話になっている平成筑豊鉄道のフリーきっぷについている温泉無料券を使うために対象である源じいの森温泉に入ること。

駅に着いたのはもうすぐで日没になる時刻。駅からは10分くらいで境界に着くので日が暮れる前にとっとと撮影を行いました。

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(1枚目:県道34号 みやこ町境 2枚目:県道34号 赤村境)

この地点の赤村もふるさとサインが設置されていますがこの境界から管轄が変わってしまうため みやこ町は文字のみです。何かと北九州地域は文字のみが多い印象ですがみやこ町には福岡県のふるさとサインとはまた別のイラストタイプが存在するらしく、しかも旧3自治体のイラストバージョンがあるとのことなのでいずれ制覇したいところです。

これにて無事本日の活動は終え、温泉で疲れを癒し博多駅へと戻り、この日は終えました。

翌日も予定より撮影箇所が減りましたが、それでも何か所か撮影したのでその模様は次回お届けします。もうしばらく福岡県遠征のお話にお付き合いくださいませ。

つづく

では(^_^)/

youmyan